IoT/M2M機器のODMベンダーであるサーコム・ジャパン株式会社(東京都品川区、代表取締役CEO伊藤信久、
以下「サーコム・ジャパン」)は、光ファイバーネットワーク市場向けに新製品の1GBのEPONモジュール、「ER200シリーズ」を2014年6月25日より提供開始します。
Sercomm Corporationはグローバルでおよそ年間400万台の光ファイバーネットワーク製品を出荷しており、その技術力と調達力、コスト競争力が評価され、欧米、中国を中心として世界中で採用されています。
この度提供を開始する「ER200」シリーズを採用することにより、世界規模のスケールメリットを受けることができます。サーコム・ジャパンは世界販売実績に実証されたSercomm Corporationの光ファイバーネットワーク製品「ER200」シリーズを国内企業が望むレベルのサポートサービスも併せて提供します。
※ご要望によりレセプタクル型またはピグテイル型が選べます。
製品仕様
光インタフェース |
IEEE802.3ah GEPON Standard準拠 (1000BASE-PX10)
送信:1260~1360nm / FP Laser
受信:1480~1500nm / PIN-TIA |
データ転送速度(理論値) |
1.25Gbps / 送信:1310nm, 受信:1490nm |
モジュール形状 |
2 x 10pin SFFパッケージ |
コネクタ形状 |
レセプタクル型 または ピグテイル型
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安全性 |
レーザー クラス1準拠 (IEC 60825-1) |
製品の詳細はhttps://www.sercomm.co.jp/product/onu/er201.htmlからご覧いただけます。
サーコムについて
サーコムは、世界有数のブロードバンドと無線ネットワーク機器のOEM/ODMメーカーです。1992年の設立以来、組み込みソリューションの開発に力を入れ、ネットワークをより簡単で手頃に提供しています。サーコムは台湾台北市に本社を置き、北米、ヨーロッパ、アジア太平洋地域市場へグローバルにビジネスを展開しています。主な顧客は、世界最大手のOEMメーカー、電気通信メーカー、サービス・プロバイダーです。
HEMSゲートウェイのリーディングODMプロバイダーであるサーコム・ジャパン株式会社(東京都品川区、代表取締役CEO伊藤信久、以下「サーコム・ジャパン」)は本日、FTTHサービス用ONU(Optical Network Unit)のODM開発事業を国内で本格展開すると発表しました。
GPON(Gigabit Passive Optical Network)/EPON(Ethernet Passive Optical Network)一体型ホームゲートウェイの特徴は以下の三点です。
- GPON ClassB+対応のPONモジュール及びEPONモジュールを交換できる基板設計を実現、仕向地に応じてモジュールを切り替える事が可能
- IEEE802.11ac 無線規格に対応した無線LANルーター機能と2つのFXSポートをサポートしホームネットワーク、VoIP両方をONUに統合
- 光端子は光モジュールの三分の一程度のコストで実現できるBOSA基板実装も選択可能で、IEEE802.11acはサーコム独自のPCIeインターフェースを備えたモジュールを搭載することが可能。納期、コストに応じてフレキシブルなインターフェース実装を実現
昨今の無線LANルーター、VoIPターミナルアダプタ、ONUの統合ニーズを捉え、日本のONUベンダーにODM提供します。ONU開発において、無線機能を統合させるには無線LAN開発のノウハウが必要で、社内のクロスファンクションチームの設立、社内開発リソースの割り当てなど、開発ベンダーにとって多くの課題が存在します。サーコム・ジャパンは一体型ニーズに対する製品提供と開発リソース最適化という2つの課題に対して、ODM提供による課題解決を目指します。
日本国内におけるADSL、ケーブルTV、FTTHサービスといった固定回線接続サービスは平成24年3月末段階でおよそ3900万の契約数があり、未だ年々微増傾向にあります。その中で増加傾向にあるのはFTTHサービス(約2385万契約)、CATVアクセスサービス(約600万契約)で、BWA(Broadband Wireless Access)サービスが大幅に(平成23年度から平成24年度にかけ、およそ2.3倍の530万契約に増加)増える中、堅調な推移を示しております(*1)。
CATVアクセスサービスは過渡期を迎えており、2002年に策定されたDOCSIS2.0からの規格移行先としてDOCSIS3.0への移行か、FTTHへの移行か、各CATVアクセスサービス・プロバイダはどの規格に沿って次のCATVアクセスサービスインフラを構築するか、検討する段階に入っており、FTTHサービス契約数は今後さらに増加する傾向にあります。
サーコム・ジャパンはこの日本市場が変換期を迎えている事を捉え、北米、欧州、アジアで展開しているGPON/EPON一体型ホームゲートウェイのODM事業を本格展開します。
2014年度、国内ONUベンダー2社への導入を目指し、展開を進めてまいります。
GPON/EPON一体型ONU製品の詳細につきましては以下のURLをご確認ください。
https://www.sercomm.co.jp/product/onu/
*1 いずれも総務省調べ